過去に国内で谷亮子に二度も勝ったのに、「それまでの実績?」でオリンピック代表になれなかった悲運の強者、福見選手だったが、残念ながらメダルに届かなかった。谷に勝っていた頃の全盛時にオリンピックに出ていれば、きっと金メダルが取れていた筈だと思う。
本当に悔しい事だと思う。僕も似たような経験が有る。九州のヴァイオリン界で無敵だったSに、常に負けて、二位ばかりだった事が有る。Sがうまいとは決して思えないのだが、九州一の先生の息子と佐賀県の田舎者では、この段階で絶対的な差が付いている。Sは今はN響のコンマスである。ソロで音を外したり、恥ばかり晒している。
やはり、人間、最初からレールに乗っていなければならないのは事実である。本当に悔しいが、これが現実である。