1959年の録音であるが、今をもって、この曲で、これを超える演奏は無い。超人リヒテルの凄まじいピアニズムは言葉では表せない。この演奏は、よくオーケストラが弱いと言われるが、確かに少々響きが薄い傾向は有るが、リヒテルの変幻自在のソロに見事に付けていると思う。もちろんステレオ録音で、音質は当時としては出色で、現在でも不満を感じない。
もう毎日のように、このCDを聴いているが、全く飽きない。今までも何度も紹介した名演だが、ここでもう一度紹介する。
なお、これよりも古いモノラル録音(ザンデルリング指揮)がSACD化されて話題になっているが、これは根本的な音質が悪く、演奏も落ちるので、決して買ってはならない。
一人でも多くの人に、この名演を聴いて欲しいのだが、さすがにステレオで全曲公開する事は、法律的に不可能である。そこで、モノラルで全曲公開するので、演奏に感銘を受けた方は、ステレオのCDを買ってください。
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第二番
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
スタニスラフ・ヴィスロツキ指揮ワルシャワ・フィル