薄型真空管プリアンプとして、LUX の伝説的アンプとして、今でも人気が有るプリアンプである。
しかし、私も以前ヤフオクで入手した事が有るのだが、電源スイッチに欠陥が有り、出品者に返品を要求したところ、スイッチの不良を私の責任にされ、現物は返品してお金(78000円)は戻ってこないという、最悪の結末になった。
出品者は JA4QDK という、恐らくアマチュア無線のコールサインと思われる出品者(Yahoo!IDも同じ)で、こんな極悪非道な出品者からは、絶対に物を買ってはならない。
この出品者は、コールサインから考えてOMと思われるが、総務省の「電波利用ホームページ」を見ると、出力10Wばかりで14MHz帯は無く、恐らく低レベルな「電話級」(現在の第4級)の免許しか持っていないのであろう。私は16歳で第1級を取ったのだから、これはもうランクが違う。
さて、CL-32 の音だが、現在使っているマランツ#7オリジナルに比べると、何ともナローで貧しい音。今でも CL-32 とか A3032 などのキーワードで私のページを訪れる方がいるが、オリジナルの状態の音は、とても実用にならない。これを「いい音」だと思う人は、余程耳が悪いのであろう。使われている抵抗器やコンデンサが安物ばかりで、回路自体は悪くないので、CRパーツを高品質なものに交換すれば、良い音が出るかもしれないが、オリジナルの状態では、とても使い物になる音ではない。また、マランツ#7の高密度ベーク板によるラグ配線と、プリント配線の差も有るのであろう。
いずれにしても、欠陥商品を売り付けた上に返金にも応じない、悪質出品者である JA4QDK は、絶対に許せない。また、CL-32/A3032 は、CRパーツを良質なものに交換しない限り、良い音は出ない。こんなアンプに拘る事は、全くもって愚かな事であり、安易に何かと難しい真空管アンプに手を出すくらいなら、最新の半導体アンプを買った方が、余程マシである。
とにかく、JA4QDK が CQ を出していても、コールせず、シカトする事である。こんなに低レベルで馬鹿なOMに遭遇したのは初めてである。