20歳という事は、免許を取ったばかりだと思うが、それで、このような運転をして人を殺してしまうとは、教習所の関係者として、このドライバーが免許を取った教習所は、一体どんな教習を行っていたのかと、信じられない気持ちである。この教習所は、公安委員会から厳しい処分を受ける可能性が有る。
少なくとも、このドライバーには安全運転の精神は皆無であり、自分の人生を台無しにするのは勝手だが、失われた命は帰ってこない。とにかく基準値の4倍ものアルコールが呼気から検出されたらしく、これは「酒気帯び」や「酒酔い」ではなく「泥酔状態」であり、現場にはブレーキ痕も無かったらしい。こんな不真面目なドライバーには、危険運転致死傷罪の最高刑を課して欲しい。
万一、このドライバーが任意保険に入っていなかったら、もう一生が目茶目茶になるであろう。僕は、安全運転中央研修所で極めて厳しい研修を受け、安全運転のテクニックと精神を叩き込まれており、二種免許よりも難しい指導員の実技に合格しているが、それでも「絶対に事故を起こさない」とは死んでも言えず、任意保険代は高いが、これだけは節約しないようにしている。
とにかく、こんなに酷い交通事故も珍しい。飲酒運転が厳罰化し、簡単に免許取り消しになるようになって、悪質ドライバーが激減したと思われ、その他、警察の地道な努力で交通事故死者も減って(まだ多いが)喜んでいたのに、本当に残念である。