とにかく、誰が何と言おうと、この曲の最高の名演は、ホロヴィッツのピアノソロで、ブルーノ・ワルターがニューヨーク・フィルを指揮した1948年のライヴ録音である。トスカニーニと共演した1943年のライヴ録音も素晴らしいが、「セルとの1953年の共演が最高」と言う馬鹿もいるが、確かに音質は良いが、ホロヴィッツのベストフォームには程遠い。ちょっと常識を疑ってしまう。
僕は昔、日本コロムビアのLPでこの演奏を入手したのだが、もちろん海賊盤で、すぐに廃盤になってしまった。最近になって、輸入盤CDを見つけて買ったのだが、音質最低で、拍手もカットされており、とてもお勧めできない。
現在、この史上最高の名演を入手する手段は無いと思われる。古いブログ記事だが、ホロヴィッツとワルターによる演奏の一部を公開しているので、この曲を愛する人には、音質は悪いが、是非聴いて欲しい。