ジョージ・ガーシュインの傑作である「ラプソディ・イン・ブルー」だが、バーンスタインやプレヴィンが「お勧め盤」とされているが、いずれもカットが有ったり、乗りが悪いなど、僕としては、全く評価できない。
「ラプソディ・イン・ブルー」の決定盤は、クラシックのコーナーには無い。それは、ウッディ・アレンの名画、「マンハッタン」のサウンドトラックに収録されており、映画音楽のコーナーに行かないと、手に入らない。
この演奏は、ズービン・メータ指揮のニューヨーク・フィルで、ピアノがゲイリー・グラフマン。ニューヨーク・フィルが演奏するガーシュインは、ウィーン・フィルが演奏するウインナワルツと並ぶ十八番だと思われるのだが、意外なぐらい録音が少ない。
とにかく、これを超える「ラプソディ・イン・ブルー」は無い。現在サントラ盤が入手困難なようなので、ここで公開したいが、さすがにこれは海賊行為なので、モノラルにして公開する。著作権ギリギリである。
演奏を聴いて気に入った人は、ぜひ何とかステレオのCDを入手して、演奏の真価に触れて欲しいし、映画「マンハッタン」はDVDやブルーレイで手に入るので、良い映画なので、ぜひ見て欲しいし、また、サントラ盤には、トム・ピアーソンによる飛び切りの編曲で、ガーシュインのミュージカル名曲集も含まれているので、是非ともサントラ盤を入手して欲しい。
ジョージ・ガーシュイン:「ラプソディ・イン・ブルー」
ゲイリー・グラフマン(ピアノ)
ズービン・メータ指揮ニューヨーク・フィル