下に書いたファイロファックスのシステム手帳は、イギリス製の逸品だが、使われている皮が、ロールスロイスのシートと同じ皮という事を書いていたら、ロールスロイスのエピソードを思い出した。
あるロールスロイスのユーザーが、ドライブしていたのだが、車が故障して止まってしまった。ロールスロイス社に修理を依頼したところ、瞬く間にロールスロイスのメカニックが、何とヘリコプターでやって来た。それで修理完了。メカニックはヘリコプターで立ち去った。
いつまで経っても修理の請求書が来ないので、ユーザーはロールスロイス社に問い合わせた。そしたら回答。「ロールスロイスは故障しません」。結局修理代を払うことも無く、ヘリコプターで修理に駆け付けたロールスロイスの責任感とプライドに、ユーザーは唖然としたらしい。
ヨーロッパの人たちは、自国に対するプライドが強いが、このエピソードは、ブリティッシュ魂を象徴するエピソードとして、語り継がれている。