昨日、東日本大震災から二年目の日、ある団体の集会に出た。東北(福島)で集会が行われたとの事。とにかく「頑張れ」、「勝利」が強調されていたのだが、僕としては、「それだけでいいのか」という気持ちを禁じ得なかった。もちろん、「頑張って欲しい」という気持ちは有るのだが...
僕は、1999年に母親を、突然にショッキングな形で亡くし、2002年に父親を、同じくショッキングに亡くした。かなり回復してきたが、PTSD(心的外傷後ストレス症候群)による苦しみは、今でも続いている。10年以上、苦しんでいるのである。
このように、ショッキングで突然に、親などの身内を亡くした人は、無数にいると思われる。1995年の阪神大震災、2年前の東日本大震災、心の傷は、簡単には回復しない。
「頑張る」事は、もちろん大切だが、ショッキングな体験をした人たちの、「心のケア」も、同時にお願いしたいものである。