慈恵医大の医者が変な薬を処方し、副作用に「非常に稀であるが水晶体の混濁」というのが有り、僕は見事にこれに当たってしまい、2007年に白内障にかかってしまい、日本一のスーパードクターである赤星隆幸先生に手術してもらった事は、過去にも書いた。
なお、水晶体が濁ったのは片目だったのだが、僕は、運転免許で大型免許を持っているため、更新時には「深視力」という嫌らしい検査が有るため、両眼を手術した。
それで、水晶体の代わりに、「眼内レンズ」という人工レンズを入れるのだが、元々の水晶体はピント調節が出来るのだが、眼内レンズでは、これが出来ない。車の運転は裸眼で出来るが、読書やパソコンではメガネが必要で、作ってもらったのだが、このメガネ、読書やパソコンではピントが合うのだが、譜面台に置いた楽譜には、ピントが合わない。
2011年に胃を切って以来、音楽の仕事とはご無沙汰しているのだが、「奇跡の楽壇復帰」に向けて、楽譜用のメガネを作った。
前回のメガネでは、値段を節約するために、レンズのグレードを下げたのだが、今回のメガネは仕事で使う可能性が有るため妥協できず、オーダーメイドレンズは高価で無理だが、ニコンの最高のレンズを選んだ。
メガネ屋に譜面台と楽譜を持ち込んで、度数を合わせてもらったのだが、前回のメガネより、もちろん度数が弱いらしいが、譜面にはピッタリとピントが合い、どうやら読書やパソコンも可能のようである。最高のレンズだけに、視界も最高で、ゆがみなども出ない。
今後は、このメガネを愛用する事になるような気がする。レンズは高価だったが、末永く愛用したい。