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Channel: マエストロ時津英裕のブログ
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フリッチャイの「新世界」、「ハーリ・ヤーノシュ」

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友達が、「名演だからとにかく聴いてくれ」というので、CD店サイトを各社見たが、既に廃盤で、どこも扱っていない。こうなると、アマゾンのマーケット・プレイスしか無い。中古は嫌なので、6000円も出して、新品を買った。

夭折した名指揮者としては、先日カンテルリを取り上げたばかりだが、フリッチャイは48歳で白血病で亡くなっており、自分よりも若くして亡くなっており、これも夭折の部類に入るだろう。

フリッチャイのレコードとしては、今まで知っているのはベートーヴェンの「第九」のみ。これは名演で、バリトンをフィッシャー=ディースカウが歌っており、滅茶苦茶うまい。これしか無かったのだが、この「新世界」と「ハーリ・ヤーノシュ」には本当に驚いた。

フリッチャイも、若くして亡くなる事が無ければ、20世紀最高の指揮者の一人として名声を欲しいままにしていた事は間違いない。まず「新世界」だが、とにかく、こんなスケール極大で、ディテールの仕上げが入念で、オーケストラ(ベルリン・フィル)の各パートのバランスへの配慮が完璧で、曲のツボを全て押さえ、しかも自然体で感動的な「新世界」は、かつて聴いた事が無い。この曲には色々なアプローチの可能性が有るが、この演奏は、一つのアプローチとして極まった演奏であろう。こんなありふれた曲で、こんなに感動するとは正直言って思っていなかった。録音は1959年だが、当時のベルリン・フィルは、フルトヴェングラー時代の味わいが十分残っており、後のカラヤン全盛期とは響きが根本的に違う。録音場所は不明だが、イエス・キリスト教会だろうか。当時としては出色の録音である。

「ハーリ・ヤーノシュ」は、手兵ベルリン放送交響楽団(西)との共演だが、これも、セルと並んで、同曲異盤中ベストを争う名演である。ハンガリー人であるフリッチャイのタクトが、「お国物」で冴えわたっている。これも、細かい配慮が完璧で、一部の隙もない名演である。

今まで「第九」しか知らなかったフリッチャイだが、これからは、20世紀を代表する指揮者の一人として、僕の記憶に永遠に刻まれるであろう。


最近の秋葉原

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秋葉原ほど変貌するのが目まぐるしく、これほど日本の特異な文化を象徴する街は無いであろう。昔は電気の街として電気屋やパーツ屋、ジャンク屋ばかりであったが、今はオタク文化の聖地と化しており、秋葉原を第二の故郷と思っていた僕としても、最近は付いていけないものを感じている。また、免税店に殺到する外国人観光客も多く、昔とは、街の雰囲気が全く変わってしまった。

今も秋葉原の外れのパソコンパーツショップが集中している地域は盛況だが、昔はオウム真理教が運営するいかがわしい店(マハーポーシャ、トライサル、ザ・グレイスフル、PCバンク等々、他にも有ったっけ。僕も、買う気は全く無いが、社会見聞のために店に入った事が有るが、あまりの異様な雰囲気と、スッピンで目が死んでいる店員の顔に耐えられず、すぐに店を出てしまった)や、路上でソフトウエアの海賊版を販売している人がいるなど、法律スレスレ(違反も有り)の、これはきわどい文化であった。オウム真理教の店は、人件費ゼロ(店で働く事は「修行」であり、教団への「帰依」とされていた)、節操の無いビラ配りや呼び込みなどで秋葉原を汚し(何を聴いているのか知らないが、耳にイヤホンを付けて、うつろな目つきでビラを配っている信者の姿は無気味であった)、とにかく安いので、目先の事しか興味が無い低レベルな客で、それなりに繁盛していたが、現在は全て消滅した。その後も懲りもせず、巧妙にオウムである事を隠したソフトハウスを運営するなど、こんな節操が無く厚かましい宗教団体も無いと思うが、何とかならないものか。地下鉄サリン事件を起こした時点で全てを抹殺するべきだったと思うが、麻原彰晃の死刑が確定しても、洗脳された信者は今でも教団を信じており、マインドコントロールの恐ろしさを露呈している。

かつては電気一色だった秋葉原だが、現在は、コスプレ、ロリコン、ガレキ、フィギュア、マンガ、メイド喫茶、AKB48など、オタク文化が集結する街と化しており、これらに興味が無い僕としては、一抹の寂しさを感じる。また、スタンガンや盗聴器、超小型ビデオカメラを売る店も有るなど、何のために使うのかわからないが、繁盛しているようである。時代の変化の典型的な例として、歴史あるラジオ会館の建て替えが挙げられる。秋葉原に行ったら、まず「ラジ館」に行く事が習慣だった僕にとって、こんなに寂しい事は無い。秋葉原は、これからも、オタク文化を映す鏡として、時代を写す特異な日本文化が象徴される街として、変貌していくだろう。

KOMPLETE 8 ULTIMATE

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かねてより、超巨大シンセサイザー音源の決定版である KOMPLETE 7 で、出せない音が無いシンセサイザーを満喫していた(遊んでいた)のだが、久しぶりにサウンドハウスのホームページに行ってみたら、KOMPLETE 8 がリリースされているではないか。安価なアップグレード版は既に売り切れ。通常版を買うしか無いのだが、スタンダード版とアルティメット版が有る。

どうしようかと思ったが、思い切ってアルティメット版を購入。とにかく世界中でこれ以上のシンセサイザー音源は無く、無事に届き、今インストールを終えた所なのだが、今回は、箱を開けてみて驚いた。何と、供給メディアが CD-ROM でも DVD-ROM でもなく、ハードディスクなのである。こんなソフトは前代未聞ではないか。今までは、十数枚の DVD-ROM をとっかえひっかえして半日以上かけてインストールしていたのだが、今回は、ハードディスクを USB 端子に接続し、インストール時間が2時間15分。もちろん、ディスクを入れ替える必要も無い。今までより格段に楽になり、これは画期的である。

しかし、注意点も有る。CD-ROM や DVD-ROM は、割ったり、傷を付けたりしない限り、データが壊れる事は無いが、ハードディスクは間違って初期化でもしようものなら(マウスの操作だけで簡単に初期化できる)、膨大な全てのデータが跡形も無く消えてしまう。これは怖い。また、振動にも弱く、取り扱いには細心の注意が必要である。

さて、KOMPLETE 8 ULTIMATE を使って、どんな音楽を作ろうか。。総インストール容量 240GB ! 、出せない音は無いと言っていい。VST に対応しているから CUBASE とベストマッチ。これは僕にとっては、道具というより、最高のおもちゃである。思う存分楽しませてもらおうと思う。

それにしても、ワルター・カーロス(性転換してウェンディ・カーロスになった)や冨田勲が、機械式シンセサイザー、モーグIII を駆使してレコードをリリースしていた時代も、もはや遠い昔。今やそれ以上のシンセサイザーが、手軽にパソコンで実現できる。時代も進んだものである。

今日はマフィアの日

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マフィアというイタリアのシチリア島を本拠地にする怖い集団が有る事は有名なので、知らない人はいないと思うが、僕のようにヴァイオリンを弾く者にとっても、これは他人事ではない。

というのも、マフィア系の楽器専門の窃盗集団が、日本も含む世界中で暗躍しており、盗まれたら最後、絶対に出てこない。唯一の例外は、ベルリン・フィルのコンサートマスター、安永徹さんのグァダニーニが盗まれた時、カラヤンがマフィアに連絡したところ、マフィアはカラヤンに一目置いており、すぐに出てきたという事が有った。しかし、何がしかのお金は動いたのだろう。弦楽器は高額でインフレに強く、泥棒の格好のターゲットになっているのだと思われる。

マフィアは怖い。アコーディオン奏者のCOBAさんが、イタリアに留学していた時に、シチリア島に行き、タクシーに乗った。その時の運転手さんとの会話。

COBA「マフィアは今でもシチリア島で幅を利かせているんですか?」
運転手「ここではマフィアの話はしない方がいいよ」
COBA「なぜですか?」
運転手「だって、僕がマフィアじゃないって、どうしてわかるんだい?」

COBAさんはゾッとしたそうである。

マフィアは怖い。以前、ヴァイオリンについて超長文の詳しい解説を書いたが、自分が持っている楽器については詳述を避けた。まあ、マフィアに狙われるような楽器は持っていないので、大丈夫だとは思うが、用心に越した事は無い。とにかく、一度狙われたら最後と言われている。

日本は治安がいい国だと言われているが、これは油断できない。オーケストラの仕事の時など、ゲネプロが終わった後、鍵がかかる個室をもらえるコンサートマスターなどは別として、殆どの楽員が楽器を楽屋に置いて食事に出る。これは極めて危険である。僕は、個室をもらえた時を除き、必ず楽器を持って出る。海外から来日したオーケストラのメンバーたちは、仮に鍵がかかる個室をもらえても、楽器は片時たりとも手放さない。海外ではこれが当たり前なので、日本も見習うべきである。

2日連続で同じ会場でコンサートが有るような時、日本のオーケストラの場合、殆どのオーケストラの楽員は、楽屋に楽器を置いて帰る。もちろん、最後の楽員が出た時点で、楽屋には鍵をかけるが、鍵などプロの手にかかればピッキングで簡単に破られる。僕は楽器が近くに無いと落ち着かないので持って帰る。楽器店には時々「楽器が盗まれました。持ち込まれたらご連絡ください」等という連絡先と写真付きの張り紙が、工房に貼られている事が有るが、見つかる事は、まず無い。楽器は、とうの昔に海外に飛ばされていると思われる。日本人は、もっと用心深くなるべきである。

僕が可愛がってもらったヴァイオリン商人兼修理名人の故・出田(いずた)さんによると、10本以上入っている弓のケースの中から、ラミー(フランスの名人の一人で、時価数百万円)の弓だけが盗まれた(ケースの中で、ラミー以外は安物であった)とか、ショウケースに展示していたG.A.ロッカ(モダンイタリーの最高峰の一人で、時価数千万円)を盗まれた事が有るらしい。弓にはラベルなども無く、安物には目もくれず、ラミーだけを見抜いて盗んだ手口、G.A.ロッカの時は、楽器だけでなく、スタンドまで盗んでいき、何事も無かったかのように、他の楽器をきれいに並べて立ち去る(これだと盗まれた事に気付きにくい)手口といい、出田氏によると、「これはプロの仕業に間違いない」との事。もちろん、盗まれた楽器は見つからなかった。その後、出田さんは、閉店中は、ネズミ一匹走っただけでもセキュリティ会社に連絡が行くような高感度センサーを始め、店のセキュリティをガチガチに固めた。そして、職員も番号を知らない楽器専用の金庫を備え、名器は展示せずに金庫に保管し、鍵は出田氏が片時たりとも手放さなかった。イズタ・バイオリンの玄関から店に入ると、センサーが反応してチャイムが鳴り、店員が飛び出してくる。とにかく徹底的にセキュリティを固め、それ以来、泥棒にやられた事は無いとの事。

とにかく、日本と言えども油断はできない。用心するに越した事は無い。マフィアには気を付けなければ。

SPAMメール(携帯)

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最近、僕の携帯に、「3000万円当たっています」。とか、「おめでとうございます」とか、入会した覚えが無い出会い系サイトの女性会員からの勧誘など、色々なアドレスからSPAMメールが殺到している。十分複雑なメールアドレスにしているから大丈夫だと思っていたのだが、どうやって割り出したのだろう。中には、「放置すると課金が発生する場合が有ります」などと脅しじみたメールも有るが、僕は何もしていないのだから、受信拒否設定して無視するに限る。

もう長期間使っているメールアドレスなので、変えるとなると大変な手間を要する。Docomo の迷惑メール対策で、ドメイン指定受信拒否をするのだが、毎日毎日様々なドメインのメールアドレスからSPAMメールが届き、ドメイン拒否は20件を超えた。もうイタチゴッコ状態で、メールアドレスを変えるしか無いのだろうか。これは困る。

mova のサービスが明日で終わる(携帯)。

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初めて買った携帯電話は mova であった。数年愛用したが、時代は foma に変わり、foma に乗り換えた。それから数台を遍歴し、今は時代に遅れまいとスマートフォンを愛用しているが、どうも僕も時代の流れの速さについていけなくなってきたようで、foma 時代が懐かしくなっている。

19年続いた mova が終わる。iモード等、画期的な機能を次々に搭載し、一時代を築いた mova が終わる事に、一抹の寂しさを感じる。

レバ刺しが食べられなくなる(; ;)

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懲役を含む罰則付きの方針が決定したらしい。これは寂しいというより悲しい。

新鮮で健康なレバーの生を、塩を入れたごま油につけて食べる。この悦楽を味わえなくなるなんて、世も末である。O157 は確かに怖いが、徹底した品質管理を義務付けるなど、何とかして世の中からレバ刺しが抹殺されない事を願う。

この方針を決めた役員どもは、レバ刺しのうまさもわからない鉛のような舌の持ち主なのだろう。

TBSのサッカー中継

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今日は、これからテレビでなでしこジャパンを応援しようと思っているが、以前も書いた気がするが、TBSのサッカー中継で、どうしても気になる事が有る。

それは、ワーグナーの「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲をつぎはぎした音楽である。これは、はっきり言ってワーグナーに対する冒涜であり、ドイツ人が聴いたらどう思うだろう。日本の文化レベルの低さを露呈している。

こんなみっともない音楽は、金輪際放送しないでほしい。日本の恥である。


「アララの呪文」が終わってしまった。

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テレビアニメ「ちびまる子ちゃん」のエンディング・テーマだった「アララの呪文」が終わってしまった。アニメのエンディングテーマとしては異例のロングランだったと思うが、これは名曲である。

素朴な歌だが、元気が出てくる。なぜか泣けてくる。感動的な歌であった。パパイヤ鈴木の振り付けも良かった。

迷って悩んで涙があふれ出しても、何かでつまづいたり、立ち直れなかったり、一人で泣いている時でも、この呪文を唱えれば元気になる。笑顔になれる。ただそれだけの単純な歌詞だが、人間の本質をついており、感動を呼ぶのである。日本にもまだこんなに素朴で純粋な歌詞を書ける作詞家がいると思うと、嬉しくなってくる。

これは、「ちびまる子ちゃん」のエンディングテーマとしても、歴史的名曲として、語り継がれるであろう。

ASUSTeK RampageIII Black Edition

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もういつごろ新パソコンを組んだか忘れてしまったが、BIOS やドライバを最新にしても、時々不可思議な動作をする事が有る。こんなものなのか、マザーボードの不良なのかはわからない。もちろん、オーバークロックなどの反則は、一切行っていない。

電源 OFF 状態から電源を入れれば何の問題も無いのだが、リセットボタンで再起動した時、時々イニシャライズの最終段階で、「USB に何か問題が有り、15秒後に電源を切る」(英語)というメッセージが出て、電源が切れてしまう事が有る。

また、「Intel(R) Rapid Storage Technology Driver 」の最新版をインストールしようとすると、ファイルのコピーまでは無事に進むのだが、その後「このパソコンはこのドライバに必要な仕様を満たしていない」とかいうエラーメッセージが出て止まってしまう。ファイルのコピーは行われ、デバイスマネージャでもデバイスは正常に認識されているので問題ないとは思うが、少し気になる。

原因不明のトラブルは、ASUSTeK では慣れっこだが、もし、同じマザーボードをお使いの方で、同じ現象が起きている方がいらっしゃいましたら、コメントいただけると嬉しいです。

よろしくお願い致します。

ナポリタン味焼そば(マルちゃん)

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僕は、カップ麺はカロリーが高いので、基本的に食べないのだが、久々に味にハマったカップ麺である。

トマト味のカップ麺は今までも有ったが、こんなに手の込んだユニークな味のカップ麺は、かつて無かった。ソースも、液体と粉末に分けており、この味に至るまでは、相当な試食が行われたのだろう。

今日も、朝昼晩このカップ麺だけだった。大盛りでもないので、僕の小さな胃にちょうどいい。一食195円で安上がり。

ただ、カロリーは高そうなので、もうしばらく食べたら自粛しようと思う。

SPAMメールが止まらない(携帯)。

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携帯のSPAMメール殺到が止まらない。多分、僕の携帯アドは、アドレスを売る業者のリストに載ってしまったのだろう。とにかくいくらドメイン受信拒否しても、次々に別のドメインからメールが届く。

いずれメールアドレスを変える事になると思うが、粘れるだけ粘り、SPAMメールのドメインを片っ端から受信拒否リストに載せ続けるつもりである。もしかすると、いつか止まるかもしれないから、根気が続く限り続けてみるつもりである。

携帯アド変更

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携帯に殺到していたSPAMメールだが、何がどうなっているのかわからないが、宛先が僕の携帯アドではなく、差出人のアドレスも、gmail や ezweb など、ドメイン拒否できないアドレスになった。こうなったらもうどうにもならない。

携帯アドを変更し、携帯に転送していたすべてのメールアドレスの設定を変更。いやはや、大変な作業だった。それにしても、アドレスを割り出してSPAMを送るような、人を困らせるだけのような仕事をやっている人は、一体どんな神経をしているのだろう。

春一番が吹かないと嵐が来る。

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ジンクスが当たってしまった。日本中で天気が大荒れである。「春の嵐」とはよく言ったものだが、気のせいかもしれないが、毎年毎年、異常気象の度合いが高くなっているような気がする。地球は滅亡に向かっているのか、と言うと少々オーバーだが、原子力発電が行き詰まり、CO2を抑制する策が無くなってしまい、去年は「東日本大震災」。これで地盤のバランスが崩れ、地震も頻発している。大地震の恐ろしい予測がテレビで流れ、いつ何が起こっても不思議ではない状況になっている。覚悟だけはしておこう。

マランツ#7のパイロットランプ

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マランツ#7のパーツで、劣化や寿命が最も心配されるのは、3点。セレン整流器、電解コンデンサ、それに、パイロットランプである(アーレンの抵抗は、ソリッド抵抗ながら信頼性が高く、まず大丈夫だろう。バンブルビーのコンデンサも心配だが、これはオリジナル・マランツ#7の音の骨子と思われるパーツだけに、ひたすら不良が起こらない事を祈るのみだが、不良が起きたらASCのフィルムコンに交換せざるを得ない。音が激変する可能性が有り、心配である)。セレンが駄目になったら、シリコンダイオード(ショットキーバリア)に交換するつもり(音は変わるだろうが仕方がない。セレンは信頼性が低いので、不良になったら再び使う気がしない)。電解コンデンサ(特にブロックコンデンサ)は、予備が1個ずつ有る。問題はパイロットランプであった。

この形状のランプは、昔は秋葉原で簡単に入手できたが、今は見かけない。最近のアンプのパイロットランプはLEDが多く、切れる心配は無い(LEDの寿命よりアンプの寿命の方が短いだろう)。先日、マランツ#7のパイロットランプが切れて、虎の子の予備に交換し、これが切れたらどうしようかと思っていたのだが、ヤフオクで、マランツ#7のパイロットランプを売りに出している人がいた。

一個1980円。何ともふっかけられたものだが、これしか無いから仕方がない。落札し、「複数お持ちですか?」と質問したところ、「有る」との事で、5個注文、小さなランプ5個に送料込みで1万円強。高い買い物になったが、これで僕のマランツ#7の不安要素が一つ消えた。

僕のマランツ#7は、店頭展示品で50年以上ほとんど通電されていなかった新古品として入手し、実際、セレンなども全く劣化しておらず、ボリューム(クラロスタット)にガリも無く、音質も素晴らしかっただけに、パイロットランプが切れたのは予想外だったが、50年以上昔の電球だから、品質も悪かったのだろう。セレン整流器は別としても、ヴィンテージ・アンプ最大の弱点は、電解コンデンサとランプ類であり、電解コンデンサは、小型のものはOSコンデンサに交換する事で解決するが(音質は変わるだろう)、ブロックコンデンサがパンクしたら困る。ランプは、今はLED時代であり、これも、ヴィンテージ・アンプならではの困った問題である。みんなどうやって解決しているのだろう。

とにかく、オリジナルのマランツ#7の音は素晴らしい。とても50年以上昔に作られたアンプとは思えない。半導体アンプでは絶対に得られない音であり、「史上最高のプリアンプ」という賛辞は眉唾ではない。これからも愛着を持って使い続けたい。


無法掲示板「2ちゃんねる」

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NHKのニュース・ウォッチ9で、「2ちゃんねる」が取り上げられていた。僕は、この掲示板が大嫌いで、ほとんど見に行く事は無いが、たまに見に行くと、僕が弾いたコルンゴルトの演奏を中傷している書き込みなども有り、低レベルな音楽マニアによる品性下劣な書き込みは無視する以外に無く、とにかく、こんなに日本人の浅ましさを露呈しているサイトも珍しい。

「2ちゃんねる」に残された道は2つである。一つは閉鎖する事。それが出来ないなら、管理体制を固めて、不適切な書き込みの削除などをしっかりと行う事。

とにかく、「2ちゃんねる」は、管理がずさんな掲示板サイトであり、日本人が健全なモラルを持つための障害でしかなく、社会に害毒をまき散らす最低のサイトである。

僕の知り合いには、「2ちゃんねる」に、その知り合いの偽物が現れ、誹謗中傷を書き殴り、濡れ衣を着せられて酷い目に遭った人もいる。

個人的には、「2ちゃんねる」は消滅するべきだと思う。ここに出入りしている人は、自分の低レベルさを自覚するべきである。

最近のメディアプレーヤー

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昔の Windows Media Player や RealPlayer では、画像が無い音声だけのメディアファイルの場合、音楽に合わせて美しいグラフィックが表示され、雰囲気を盛り上げてくれていた。

ところが、今の Windows Media Player では、単に音符が表示されるだけ。RealPlayer では、スペアナのような画像が表示されるようになり、昔のようなビジュアルな効果は無くなってしまった。

特許の問題など有るのだろうか。昔の WinAmp が懐かしくなるが、使って楽しいメディアプレーヤーが出現する事を願いたい。

PCB、水銀(毒薬変じて薬とならない)

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カネミ油症事件を引き起こした猛毒物質、PCB(ポリ塩化ビフェニール)だが、あまりの猛毒や化学的構造の問題で、捨てる事も、化学的に処理する事も出来ず、本当に困った物質である。これは電気、特にオーディオやエレキギターの世界に生きる者としては、現在でも大問題なのである。

というのも、このPCB、電気絶縁物質として、極めて優れた性能を持っており、昔は当たり前のように、トランスやコンデンサに使われていた。今でも日本各所に、寿命を終えたPCBを使った大型トランスが、捨てる事も出来ずに保管されている。また、PCBが使われている事を知らずに捨てられてしまった物や、行方不明になったものも有り、PCBは土に帰る事は無く、地球上に蓄積されるため、これは大問題である。

僕にとっての問題は、コンデンサである。昔、オイルコンデンサの絶縁オイルとしてPCBが使われており、コンデンサとしての性能が良いため、盛んに使われていた。今はオイルコンデンサは製造されておらず、フィルムコンデンサなどにとって代わっているが、ディープなオーディオマニア、エレキギターのプレーヤーの間では、オイルコンデンサの音を好む人も多く、全てのオイルコンデンサがPCBを使っているわけではないが、昔のオイルコンデンサは、ヴィンテージ・コンデンサとして、デッドストック品が今でも高値で取引されている。

これを使って音楽を楽しむ分には良いが、処分する時が問題である。昔、オーディオ雑誌に政府通達として、オイルコンデンサを捨てないようにと警告が掲載された事が有ったが、僕が使っているマランツ#7に使われているカップリング・コンデンサ、バンブルビーは大丈夫なのだろうか。心配である。

「毒薬変じて薬となる」ということわざが有るが、これはシャレにならない。PCB以外にも、昔の乾電池には、当たり前のように水銀が使われていたし、そのものズバリ、水銀電池という電池も有った。水銀を使った電池は性能が良く、特に水銀電池は、電圧が極めて正確で安定しているという独自の特色が有り、この特性を利用したカメラが昔は有ったが、現在は水銀電池は入手不可能で、このようなカメラは使えなくなってしまった。

自作半導体アンプのカリスマで、金田明彦さんという人がいるが、金田アンプでは、昔は電源として乾電池を使っていた。しかし、水銀を使った音の良い乾電池が入手不可能になり、遂に大型Rコアトランスを使った電源装置を発表するに至った。

PCBも水銀も猛毒である。これらを使った電気製品は、現在は無いが、猛毒と知りながら、こだわりで使っている人がいる。使うのは自由だが、後始末にだけは注意する必要が有る。

とんでもない変態警察官

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今ニュースで見たのだが、ある警察の警部補(男性)が、かつらをかぶり、化粧をし、セーラー服を着て女装し、女子高生に近づき、「見てください」と言ってスカートをめくりあげ、性器を露出させたとして、公然わいせつで逮捕されたとの事。

言葉を失うが、人間の性癖は様々で、快感を得るために法を犯さなくてはならない人々は、同情はしないが、気の毒な気がしてしまう。

性欲は「本能」であり、人様々、どんなに過激な変態であっても、法を犯したり、人に迷惑をかけたり不快な思いをさせなければ、個人の自由であり、僕は寛容な方だと思うが、常識というものも有り、ましてや公僕の警察官ともなれば、理性でもって抑える事も必要なのではないか。

とにかく、教師や警察官や公務員など、社会に模範を示すべき人たちの性的変態行為のニュースはしばしば目にするが、「もっと自覚を持て!」と言いたい。

ペヤング・ソースやきそば(激辛)

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全国ネットではないが、東京では「安くてうまい」と定番の、ペヤング・ソースやきそば。その「激辛」バージョンがコンビニに置いてあったので、買ってみた。

食べてみたのだが、辛い!こんなに辛い食べ物は、かつて食べた事が無いほど辛い。夏ならともかく、今の季節にこんな過激な食べ物を売り出して、果たして売れるのだろうか。少なくとも僕は、もう買う気がしない。

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