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Channel: マエストロ時津英裕のブログ
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女子マラソンを見て思う事(ロンドン・オリンピック)

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女子マラソンのコスチュームとしては、上半身はランニングシャツに、下半身は、ブルマーかランニング・パンツというのが僕の認識なのだが、今、ロンドン・オリンピックの女子マラソンを見ていると、上下セパレーツでおへそを出して走っている選手が多い。こんな格好で走っていたら、腹が冷えて走っていられないのではないかと思うのだが、何のために、こんなコスチュームが主流になっているのかは理解できない。女性にしかわからない事情が有るのかもしれない。

まさか真剣勝負でセクシャリティを意識しているとは思えないが、最適なコスチュームによる勝負を願いたい。


最後通牒、「大場ヒサ」、「藤田秀穂」

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とにかく、今まで何度も書いたが、この二人の佐賀県唐津市の悪質教師、「大場ヒサ」、「藤田秀穂」だけは、絶対に許せない。今日、今すぐにでも、詫び状を書き、自ら命を絶つべきである。このような悪質教師がいるから、「いじめ」や「学級崩壊」などの問題が起こるのである。

「お前らみたいな人間のクズは、今すぐ死んでしまえ!」というのが、正直な気持ちである。僕は今まで命がけで生きてきた。その意気込みを甘く見たお前らに、生きている資格は無い。お前らも真面目に生きているのであれば、残る道はただ一つ。死ぬ事であろう。一刻も早く死んでしまえ!

これだけの悪行を積み重ねて、子供を苦しめ続けた大人に残された道は、唯一死ぬ事だけであろう。それも、自ら命を絶たなければ、天国には行けない。それでも厚かましく生き続け、寿命を迎えるのであれば、「無間地獄」が待ち受けている。それが嫌なら、今すぐ自ら命を絶って、落とし前をつけるべきである。

反省も命を懸けた謝罪も出来ないような馬鹿であれば、日本の教育界に、未来は無いであろう。

リヒテル/クライバーのドヴォルザーク:ピアノ協奏曲

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ドヴォルザークが書いた協奏曲としては、まずチェロ協奏曲がダントツ、次いでヴァイオリン協奏曲。ピアノ協奏曲は最も落ちるとされていた。

しかし、こんな組み合わせが、どんな経緯で生まれたのかはわからないが、とにかく、ピアノが無敵のリヒテル、しかも指揮がカルロス・クライバーというのだから、これは「必聴」としか言いようが無い。

クライバーが振った「協奏曲」の録音は、これが唯一ではないか。とにかく見事の一語に尽きる。それにリヒテルのピアノなのだから、これ以上の演奏は永遠に現れないであろう。

クライバーに、こんな「駄曲」を振らせるべきではない等と書いた馬鹿評論家がいたが、今回SACDになって音質が格段に向上し、リヒテル、クライバー共にベスト・パフォーマンスで、これは「歴史的名盤」であると思う。

クライバーの生に数多く接し、大ファンだった僕にとっては、非常に残念なニュースなのだが、クライバーの「死」は「自殺」であったという説が、現在では有力である。まさに「真の天才」。こんなに凄い指揮者は、僕が生きている間には、もう現れないであろう。

イギリスとの時差(ロンドン・オリンピック)

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金メダルこそ少ないものの、日本選手の健闘が続いているロンドン・オリンピック。今夜も生中継で観たい試合が沢山ある。しかし、何としても8時間の時差はつらい。昼夜逆転しても平気だった若い頃とは、もう体内時計の精度がずれているのだろう。

明日の朝、どんな結果になっているかわからないが、今日はもう諦めて、睡眠導入剤を飲んだ。もう若くないんんだな。悔しいけど仕方が無い。最後に一言。

日本、ガンバレ!!

なでしこジャパン、こうなったら優勝しか無い。

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今朝7時に起きて、テレビをつけたら、もう、なでしこジャパン一色。少ないチャンスをものにして、相手の猛攻を防ぎ、運の良さも手伝って、メダルが確定した。こうなったら、もう目標は一つ。一番輝くメダルを手にして欲しい。

究極のカジュアルウエア(ジーンズ)

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僕はジーンズをこよなく愛しており、フォーマルな場面以外では、いつもブルージーンズを穿いている。しかし、ジーンズと言っても様々。まずスタンダードなのは、リーバイス501。ボタンフライの100年以上の歴史が有る名品である。ボタンとジッパーでは、ジッパーの方が便利そうだが、ボタンに慣れてしまうと、こちらの方が余程便利であるし、ジッパーのように壊れる事も無い。とにかく、市販品では、これ以上のジーンズは無い。

501は歴史が古く、ヴィンテージ品が、とんでもない価格で売られている事も有るが、これらの古いジーンズは、当時の生地や糸が弱かったため、ルーズフィットに作られており、体にジャストフィットしない。僕は、ヴィンテージ501のレプリカを持っているが、赤耳などのディテールにこだわらなければ、現在のレギュラー501をお勧めしたい。

また、僕のこだわりとして、サイドシームは「割り縫い」のものを選ぶ事。リーバイス501は、もちろん割り縫いである。そして、(もちろん裏返して)洗濯して割り縫いが閉じていたら、必ず開いて干す事。これで、サイドシームの両側に、味わい深い色落ちが出る。僕個人としては、サイドシームが閉じ縫いのジーンズは、消滅して欲しいと思っている。

僕の理想のジーンズは、タイトフィットにローライズで、ヒップにぴったりとフィットするヒップハンガータイプのジャストフィットジーンズである。このようなジーンズは、昔、日本のビッグジョンが作っていた事が有ったが、最近は、すっかり店頭から姿を消してしまった。復活を祈りたいが、現在入手しようとすると、オーダーメイドしか無い。

オーダーメイドと言ってもピンキリで、ネットでサーチすると、まず福岡のJOMがヒットするが、ここは、安い値段で寸法など滅茶苦茶な粗悪なジーンズを売り付け、クレームを言うと、ヤクザまがいの脅しの電話がかかってくる悪質ショップなので、絶対に注文してはならない。詳しくはこちらを参照してください。

オーダーメイド・ジーンズには、大きく分けて、フルオーダーとイージーオーダーが有り、フルオーダーは高くつくが、理想のジーンズを手にするには、こちらしか無い。注文に当たっては、店主と縮みなどの情報を相談の上、慎重に採寸して注文される事を、お勧めする。

ジーンズを長持ちさせ、味わいのある色落ちをさせたいのであれば、とにかく、派手に汚れたり、汗でべたついたり、汗臭くならない限り、洗わずに穿き続ける(長く穿けば穿く程、生地が適当に伸びて、体にジャストフィットするようになる。目安は一か月。とにかく汚さないように注意。汚れたら洗うしかないから)。出来れば寝る時も穿いて寝る。洗濯は、「水洗い」という説も有るが、これはいくらなんでも不潔で、まず裏返しにして、少なめに洗剤を使い、柔軟剤は必須。乾燥機の使用は厳禁。こうする事で、擦れた部分だけが色落ちし、味わい深い風合いになる。

さて、理想のジーンズが手に入ったら、もちろんスタイリッシュに穿きこなしたいが、そのためには、下着から慎重に選ぶ必要が有る。詳述は避けるが、下着のラインのために、ヒップにブリーフ・ラインが出たり、それに伴い不自然な色落ちなどをしたジーンズは、もはや台無しである。ジーンズの性格を考えれば、ヒップラインが綺麗に決まり、デニムのざっくりした感触をこの上なく味わえる最適な下着は、おのずと明らかになるであろう。トータルファッションとして、インナーからアウターまで、こだわって、究極のジーンズライフを楽しんで欲しい。

久しく行っていないが(浅草サンバカーニバル)

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今年は出かけてみるか。どんな経緯で「浅草サンバカーニバル」が始まったのかは知らないが、若い女の子が恥じらいも無くTバックのタンガで踊っている姿は、この上ない目の保養である。普通なら恥ずかしくて穿いていられないと思うのだが、ここが集団心理。みんなで集まれば、Tバックのタンガも平気になる。日本人は恥ずかしがり屋だが、みんなが集まれば無限のパワーを発揮する。

見る上でのマナーは必要だが、日本の若い女性が、ここまで開放的な心理になる事も無いのではないか。

今年は久しぶりに出かけてみるか。。

本当に素敵な菅野美穂さん

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チオビタ・ドリンクのCMが、とにかく素敵なのである。今までにも書いたが、こんな素敵な女性は考えられない。あんなに素敵なら、きっと彼氏がいるんだろうな。ネットでサーチすると、ヌード写真なども有るが、僕は、彼女の胸に顔をうずめて、素敵な女性が発する香りに身を浸すだけで十分である。どうしてこんなに素敵な女性がいるのだろう。夢のまた夢だが、人生の至福に浸ってみたい夢は、今でも持っている。


もはや夜更かしは無理(ロンドン・オリンピック)。

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今日も夜更かししてサッカーを応援したいのだが、年齢的なものなのか、体力的に限界を感じる。若かった頃は、普通に学校に行って勉強して、家に帰ってヴァイオリンの練習、夜はラジオで深夜放送、睡眠時間は最小限でも平気だったのに、もう若くないんだな..

日本選手の活躍を祈って、今日も普通に寝ようと思う。女子サッカーの決勝だけは、無理しても見たいと思っているが、これもどうなるかわからない。

鉄道の「人身事故」

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さっき、テレビでサッカーを見ていたら、京王相模原線で人身事故が有り、電車が止まっているとの事。「人身事故」と言えば、答えは一つである。駅のホームで自分の全てを終わりにしてしまいたいという心理に取りつかれたのだと思うが、鉄道の「人身事故」は悲惨である。

僕も一度遭遇した事が有るが、あれは見るものではない。まず、ちぎれた手や足を集める救急隊員がいる。手足には、こんなに多くの管や筋が有るのかと初めて知った。止めは、首から切断された生首を、髪の毛を持ってぶら下げて運んでくる救急隊員がいる。この光景はショックだったな。とにかく、あんな事故に遭遇するのは二度と御免である。

話はそれるが、以前、TBSのドラマ「仁」で、「神は乗り越えられる試練しか与えない」という馬鹿げた教訓を、もっともらしくPRしていた事が有ったが、それならどうして年間3万人を超える人が自殺するのか。自殺する人が「弱い」とは思わない。僕は、両親を自殺で失った。特に、母親は、鉄道自殺と並ぶ悲惨な手段で、「最も苦しい」と言われる手段であった。遺体を見た僕は重篤なPTSDにかかり、今でも薬を飲んでいる。詳述は避けるが、自殺に至る両親の苦悩は想像を絶するものが有る。「神は乗り越えられる試練しか与えない」とは、世間知らずの甘ちゃんの考えであり、こんな低レベルな作者こそ、自ら命を絶つべきである。

自分も、いざとなったら自分で自分の始末をつける覚悟は出来ているつもりだが、「死に方」については、出来るだけ人に迷惑やショックを与えない方法を選びたい。鉄道自殺のようなショッキングな手段は行いたくない。死ぬのは自由だが、死に方を考えてほしいのと、国には、自殺防止対策に関する積極的な対策を望みたい。もちろん、自分で死にきれず、死刑にしてもらうために殺人を犯すようなわがままな考えは、論外である。死ぬのは自由だが、巻き添えを生じさせるのは、絶対に許せない。

オリンピック男子サッカー(三位決定戦が、対韓国とは..)

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決勝戦に進めなかったのは残念だが、まだ銅メダルの可能性は有る。ところが、三位決定戦の相手が、因縁の韓国とは..これは物凄い死闘になりそうな気がする。

生中継で応援したいが、体力が持つかどうか..

歴史的名盤(ベートーヴェンのトリプル・コンチェルト)

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クラシック音楽ファンなら知らない人はいないと思うが、このベートーヴェンの凡作には、色々な録音が有るが、常識では考えられないドリームキャストの名録音が有り、これを超える演奏は永遠に表れないであろう。

とにかく、ヴァイオリンがオイストラフ、チェロがロストロポーヴィチ、ピアノがリヒテルに、カラヤン指揮ベルリン・フィル。こんな役者が揃ったドリームキャストが、どうして実現したのかは知らないが、当時、日本のレコード会社の間で発売権を巡る争いが起こり、結局ビクターからLPで発売されたが、現在は、正規の契約であるEMIからCDが発売されている。

いずれにしても、こんなスターばかり集まった録音は他に無い。今回SACDになり、音質が格段に良くなり、駄作とされているこの曲だが、この演奏だけは格が違う。「歴史的名盤」とは、このようなCDを差すのである。とにかく、こんな、とんでもない録音を実現させたスタッフに、ひたすら敬意を表するばかりである。

今目が覚めた(現在午前2時)

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昨夜は夕方に寝て、今、目が覚めた。なぜかと言うと、「なでしこジャパン」をテレビで応援するためである。しかし、試合まではまだ1時間45分、テレビでは新体操をやっているが、果たして体力が持つかどうか。とにかく..

なでしこジャパン、頑張れ!!!

無敵の「吉田沙保里」選手(女子レスリング)、さわやかだった「なでしこジャパン」

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オリンピックを見ていて涙が出た。まず、女子レスリングの吉田沙保里選手。もちろん金メダル。女子レスリング選手としては、世界で史上最強であろう。優勝を決めた後に、リング上で宙返りするのは、もはやお決まり。お父様を肩車して喜びを表している姿に、涙が止まらなかった。今後どうなるのかはわからないが、本人の意思を最優先して、場合によっては、さらに精進して欲しい。

なでしこジャパンは、残念ながらアメリカに惜敗して銀メダルだったが、表彰式でのさわやかな笑顔に、これも心を打たれた。僕は運動音痴だが、スポーツって何て素晴らしいのだろう。極限の努力の末に、世界中の名選手たちが頂点を競う。オリンピックの素晴らしさを再認識した。

これからも、スポーツの感動を大切に、日本選手たちを応援したい。

サッカー男子メダルならず(ロンドン・オリンピック)

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日韓戦というと、昔は双方むきになって、意地の張り合いのような殺気立った激闘になる事が多かったが、今回の試合は、両者フェアプレーで、日韓関係の新時代を感じさせるものだった。

結果的に、韓国の鉄壁の守りを破れなかったという意味で、韓国の方が一枚上手だった。また、一瞬のチャンスをものにする韓国の攻撃力も、日本を上回っていた。負けはしたが、日本にとっても今後につながる試合になったと思う。

これからも、日本と韓国は好ライバルとして、両者ともに強くなっていくだろう。


日本におけるコルンゴルトの評価

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僕がエーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルトという天才作曲家の素晴らしさに目覚めたのが1979年。高校生の時であった。もちろん、当時は誰も知らず、先生たちも知らず、素晴らしいヴァイオリン協奏曲を日本初演する事が、僕の人生の目標になった。これで僕の人生が決まった。紆余曲折あり、江藤先生他の先生たちのおかげで演奏としての体裁を整え、1989年に日本初演に至った。

今では、日本でも、それなりに、コルンゴルトは知られるようになってきたが、まだまだ欧米のように浸透していない。

僕は、日本初演に当たり、当時できる最善を尽くした。その成果はウェブで公開している演奏でも明らかだと思う。しかし、それでも日本の楽壇は僕を認めてくれない。様々なヴァイオリニストたちの凡演と、僕の録音を、比べてみてほしい。ハイフェッツの秘密をはじめとする秘技を網羅した僕の演奏には、足元にも及ばない事がわかるであろう。

僕から見れば、今までコルンゴルトの協奏曲を弾いたヴァイオリニストはヘタクソばかりである。もちろんハイフェッツの秘密など、かけらもわかっていない。僕はこのまま日陰のパイオニアで終わるのであろうか。

とにかく、これだけの業績を残しても、今の僕には、年齢制限で、オーケストラのテュッティの仕事すら来ない。こんな事が許されていいのか。忌まわしい故郷には帰りたくないから、両親が残した遺産が底をついたら、自分で自分の始末をつけるしかない。

フランスで師事したハイフェッツの弟子であるピエール・アモイヤル先生が言った。「日本人は、みんな小奇麗にうまく弾く。しかし、君のような感情表現をする日本人には初めて会った。日本に帰ったら先生になって、君の感情表現を、日本の子供たちに教えて欲しい」。弾く仕事が出来なくても、教える事は出来る。とにかく仕事が欲しい。誰か助けてくれないものか。

世間からちやほやされていい気になっているヴァイオリン奏者たちは、コルンゴルトのようなマイナーな作曲家のパイオニアなど眼中に無いのだろうが、もう一度、気を取り直して僕の演奏を聴いて欲しい。そして、誰でもいいから、僕の力になって欲しい。

でなければ、いずれ金が底をつき、僕は死ぬしかなくなる。僕は今50歳だが、もう年齢的に世に出るのは不可能なのだろうか。コルンゴルトの最高傑作を日本初演しても、世の中は僕を抹殺するのか。悲劇のパイオニアとして死ぬしかないのか。こんな事では、世も末である。誰か僕を助けてください!

日本の楽壇には、もう一度「コルンゴルト」という偉大な作曲家を再認識し、僕の業績を評価し、僕に再び晴れ舞台を与えてくれる事を願いたい。

コルンゴルト:ヴァイオリン協奏曲(MP3)

第一楽章

第二楽章

第三楽章

時津 英裕(Vn)

金 洪才指揮 九州交響楽団

日本初演(1989年)

忘れられないコンサート(セルジウ・チェリビダッケ)

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チェリビダッケは、間違いなく20世紀最高の指揮者の一人である。変人指揮者としても有名で、まず、録音を完全否定、オーケストラに常識はずれのリハーサル時間を要求し、さらに毒舌。とにかく「奇人」として知られる指揮者だった。とにかく録音が無いので、その芸術に触れるには、コンサートに行くしかない。それで、コンサートで、空前絶後の体験をし、チェリビダッケが録音を否定する理由もよくわかった。

チェリビダッケのコンサートには何度も通ったが、舞台上では「奇人」という印象は全く無く、超一流のエンターテイナーであり、聴衆を大切にする素晴らしい指揮者であった。それらのコンサートの中でも忘れ難いのが、R・シュトラウスの「死と変容」、ブラームスの交響曲第4番などを取り上げたコンサートであった。どちらも超絶的な名演奏。特に、ブラ4は、ミュンヘン・フィルが、自らの最高の演奏として、チェリビダッケの死後に録音を探していたという伝説の名演で、客席にいた僕は、最初から最後まで固まってしまい、気が付いたら拍手していたという、あっという間の出来事であった。このコンサートが1986年。当時僕は24歳。あれから既に26年。まるで昨日の出来事のようである。そういえば、カルロス・クライバーの歴史的公演もこの年だった。懐かしいというか何というか、時が経つのは速い。

幸い、録音が発見され、CD化されたのだが、さすがにブラ4は公開できない。著作権ギリギリで、「死と変容」と、アンコール2曲を、モノラルのMP3で公開するので、どうかお聴きください。コンサートの全貌や、ステレオで聴きたい方、リハーサルも聴きたい方は、CDを購入してください。モノラルでは差信号が消えてしまいますので、モノとステレオでは、音の次元が違います。是非ステレオのCDをお買い求めの上、演奏の真価を味あわれる事を、お勧めします。それではどうぞ。

ブラ4は公開不可能だと思っていたが、やはりこの「世紀の名演」の片鱗でも聴いて欲しい、というわけで、4楽章をモノラルで公開する事にした。ステレオで聴けば、更にチェリビダッケの神髄に接する事が出来るであろう。もうギリギリスレスレである。

当時、チェリビダッケやクライバーのチケット争奪行列で友達になった、森嶋雅隆君は、白血病で、既に世を去った。あの頃は、音楽を通じて、色々な出会いが有ったな。ホロヴィッツの二度目の来日でも、僕は銀座の梶本音楽事務所に徹夜で行列に並んだが、その時にも、忘れ難い出会いが有った。あの頃は、本当に音楽に燃えていたな。今となっては、全てが懐かしい。

 R・シュトラウス:交響詩「死と変容」

ブラームス:交響曲第4番第四楽章

ブラームス:ハンガリー舞曲第一番

J・シュトラウス:ピチカート・ポルカ

セルジウ・チェリビダッケ指揮ミュンヘン・フィル

1986年10月15日 東京文化会館ライヴ

サザエさんとのじゃんけん

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昔は、サザエさんのエンディングは、サザエさんが果物を丸呑みにするシーンが定着していた。しかし、これを「子供が真似ると危険」という事で、じゃんけんに変わった。

しかし、勝負事となると、たかがじゃんけんでもムキになる。勝敗が、その一週間の運を左右するような気がして、前回のじゃんけんで出た手などを考えて、毎週サザエさんとじゃんけんしていたのだが、こんなくだらない勝負で一週間を左右されるとは堪忍と、サザエさんのエンディングではチャンネルを変えるようになってしまった。

「じゃんけん」は、グッドアイデアだとは思うが、もっと影響が少ない方法は無いものか。とにかく、アニメのじゃんけんで、その週の運を左右されるのは御免である。

もっとマシなアイデアを希望したい。

ブラームス:交響曲第4番 朝比奈隆指揮 新日フィル

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オーケストラの仕事では、様々な「いじめ」に遭ったり、とにもかくにも人生経験を積まされた。中でも、元カノが、新日のメンバーと結婚し、オケ全体に僕の悪口を広めていたのには参った。僕は、この元カノを一生許さないだろう。邪悪な「腐れ女」に待ち受けているのは「破滅」だけである。結局この女は、現在では神奈川フィルという三流オーケストラで安月給でこき使われているらしい。いい気味である。

当時の新日フィルは、「仲良しグループ」のような低レベルな派閥が幅を利かせる最悪の雰囲気のオーケストラだったが、今はどうなっているのか。とにかくコンマスの豊嶋泰嗣と植木三郎がグルになって、陰湿な「いじめ」を行っていたのだから、無力な僕としては、手の施しようが無かった。この二人は人間のクズである。豊嶋は腕がいいからまだ許せるが、植木は絶対に許せない。

僕はオーディションで好成績をあげ、使ってもらっていたのだが、オーケストラとしては、僕を「合格」にしなかった時点で、僕を必要としていなかったのだろう。豊嶋と植木が自分の保身を図ったのかもしれない。二人とも偉ぶっているが、実は小心者である。そこで、徹底的にいじめて僕を潰そうとしたのだと思われる(オーケストラのほとんどのメンバーは、オーディションで僕に票を入れ、僕が合格したと思ってたらしい)。

今の僕は、低レベルな嫌がらせなどには、相手にしない度胸が付いたが、若い頃は大変だった。そんな中、オーケストラの仕事で最高だったのは、この演奏以外に無い。巨匠朝比奈隆さんで弾いたブラームスの交響曲第4番である。コンマス(豊嶋)のサイドだった。この時のオケのメンバーは、ホルンの千葉さん等、最高のメンバーが集まったドリームキャストであった。今でもこの全集が手に入るかわからないので、ここで公開する。「歴史的名演」とされている演奏である。

ブラームス:交響曲第4番(MP3)

朝比奈隆指揮 新日本フィルハーモニー交響楽団

第一楽章

第二楽章

第三楽章

第四楽章

1990年オーチャード・ホール

誰か僕を助けてください(音楽一筋の人生)

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3歳でヴァイオリンを始め、ひたすら音楽一筋に生きてきた。その間、低レベルな学校教師などのいじめに遭ったり、強烈なライバルにやられたり、苦労の連続だったが、それでも音楽に対する情熱が失われる事は無く、桐朋学園のディプロマに合格し、当時日本一だった、故・江藤俊哉先生に師事し、愛弟子として可愛がってもらった。

僕の転機になった出来事は、高校二年生の時に、桐朋の夏期講座を受けに行き、合間に、渋谷のマニアックなレコード店「バイロイト」に行った事だった。そこで見つけたヴァイオリンの「神」であるハイフェッツの海賊盤を見つけて買った事で、僕の人生が定まった。

とにかく、その盤に入っていたコルンゴルトのヴァイオリン協奏曲に、一発で魅せられてしまったのである。1979年の事である。詳細は既に書いているので避けるが、この曲を日本初演する事が人生の目標になり、1989年に日本初演が実現した。今ではコルンゴルトも、それなりにメジャーになったが、今もって、ハイフェッツを除いて、自分を超える演奏は無いと自負している。

しかし、世の中は冷たい。コルンゴルト日本初演という「歴史的業績」を認めてくれる人は一人も現れず、日本ではコルンゴルトは今でもマイナー。オーケストラの仕事では「いじめ」に遭い、精神的には強くなったが、大変な経験だった。時は流れ、とうとう年齢が50歳になってしまった。

今でも音楽への情熱は陰る事が無いが、この年齢では、もはや年齢制限でオーケストラのテュッティの仕事すら来ない。僕は、一介の平凡なヴァイオリン弾きとしか思われていないようである。

しかし、コルンゴルトのヴァイオリン協奏曲は、まぎれも無く名曲であり、僕は自分の演奏に誇りを持っているし、こんな僕に仕事を与えない日本の楽壇は、狂っていると思っている。低レベルな日本の楽壇には呆れんばかりである。日本の楽壇は、馬鹿だらけである。

今、50歳。まだ人生は長い。余談だが、僕は両親を自殺で失い、現在は、地元の会社のかけらばかりの役員報酬と、両親が残した遺産を食いつぶしながら生きている。忌まわしい故郷には帰りたくない。僕は命懸けで生きており、いざとなったら、自分で自分の始末をつけるしかないと思っており、覚悟も出来ている。お金が底をついたら終わりである。

しかし、本音を言うと、自分には、まだ価値が有ると思っている。コルンゴルト日本初演は「歴史的業績」であり、これを認めない日本の楽壇は、何を考えているのかと思う。幸い、録音が残っているので、一度僕の演奏をお聴きになり、僕の演奏に何かを感じるものが有れば、どうか僕の力になって欲しい。

とにかく、これだけの業績を挙げて、日陰のパイオニアとして、のたれ死にするのだけは嫌である。僕が、どこにでもいるような、平凡なヴァイオリン弾きでない事は、録音を聴けばわかるでしょう。誰でもいいから、僕を助けてください!

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