僕は、競馬などの賭け事は一切しない。しかし、競馬や競輪は、レース中の駆け引きなど、最後まで勝負がわからず、スリリングで、見ていて興奮するのは事実である。さて、公営ギャンブルは他にもある。オートレースと競艇である。
テレビで時々中継が行われているが、勝負の決め手は最初の位置取りとエンジンのコンディション。はっきり言えば、最初の一周で事実上勝負が決まり、その後の挽回は不可能に近い。こんな面白味のないレースでも、お金を賭ける事が止められない人がいる。
賭け事が好きな人は、別に否定しないが、一種の「病気」である。競艇やオートレースのような面白味のないレースでお金を賭けるくらいなら、日本も法改正して、カジノを許可したらどうか。お金を賭けさせるという目的だけのためにレースを行う競艇やオートレースは、ファンを馬鹿にしている。
賭け事が好きな人を否定する気はないが、例えばパチンコなど、クギの設定と内蔵されているマイコンの設定で、いくらでも当たる台や当たらない台を作る事が可能で、これを何も知らずにスリリングに楽しんでいる人を見ると、気の毒な気になってくる。
僕には遺伝しなくて本当に良かったと思うが、僕の亡くなった母方の祖父は、将棋が強く、僕は駒落ちから教わっていたのだが、何とか上達し、平手で指せるようになったのだが、この祖父は、勝負に100円でもいいから賭けないと実力が出ない。「賭けよう賭けよう」と、散々誘われたが、僕は賭け事には興味はなく、これは拒否。そのうち祖父と将棋を指す事は無くなり、腕前も落ちて行った。それにしても、サイコロでもトランプでも、とにかく賭けないと楽しめない人は、人の趣味を否定する気はないが、気の毒な気がしてしまう。
真のギャンブルの楽しみを、賭け事好きの人たちに楽しんでもらえる環境が出来る事を願っている。金を賭けさせるだけに高額なお金を使う競艇やオートレースは滅びるべきだと思うのだが。