部屋が散らかっている。これはもう便利屋に頼むしかないような状況。いずれ頼もうと思うが、もう少し気力が出てくれば、自力でも何とかなるかもしれないので、もうしばらく様子を見ようと思う。
さて、僕は2007年に薬の副作用で白内障にかかり、手術しか解決策が無く、「神の手」と呼ばれる日本一のスーパードクター赤星隆幸先生に手術を受けた。人間の目がもともと持っている水晶体は、ピント調節機能を持っているのだが、白濁した水晶体の代わりに入れる眼内レンズは、ピント調節機能が無い。それで、手術の前に、近くが見えるレンズか、遠くが見えるレンズの選択を促されるのだが、僕は裸眼で車を運転したいので、遠くが見えるレンズを選んだ。この選択は正しかったと思う。
それで両眼手術を受けたのだが、当たり前だが、遠くは見えるが近くはピントが合わない。読書やパソコンなど、近くを見るためのメガネが必要で、メガネを作ったのだが、部屋が散らかっており、一番困るのは、メガネが行方不明になった時である。
メガネは枠以外のレンズは透明で、なかなか目に入らない。それに加えてメガネが無いので近くにピントが合わず、なかなか見つからない。今日も久しぶりにメガネが行方不明になり、一時間以上かけて、ようやく見付け出した。
これはもう不便極まりない。しかし、白内障のままでは運転免許の更新も出来ないので、手術は仕方が無かった。世の中にはアイデアマンがいて、現在では遠近両用の眼内レンズも発明されているようだが、これは保険が効かず、何十万円もかかる。とても僕の経済力では無理である。
僕は両親の自殺により、重篤なPTSD(心的外傷後ストレス障害)にかかり、強い薬を処方されていたのだが、ウインタミン、コントミン、ベゲタミンに含まれる塩酸クロルプロマジンには、白内障になるという副作用が有り、僕が40代の若さで白内障になったのは、何年も飲み続けたウインタミンとベゲタミンが原因と思われる。また、2006年のリサイタルで手が痙攣し、止まってしまったのもこれらの薬が原因である。アキネトンという副作用止めの薬を飲んでいれば、痙攣は起こらなかったかもしれない。このアクシデントは、ウィキペディアの僕の項目にも書かれており、何度消しても誰かが書くので、もう放置している。いずれにしても、薬は飲まないに越した事は無い。
精神科の医師でも、この副作用を知らない人が多く、ウインタミンなどのメジャー・トランキライザーは、よく処方される。特に、ウインタミンとコントミンは、メジャー・トランキライザーの元祖で、成分が同じで、よく効くので処方する医師が多い。
僕のPTSDはかなり改善し、もはやメジャー・トランキライザーは必要なくなり、軽い薬だけで日常生活できるようになったが、ウインタミン、コントミン、ベゲタミンには注意。特にベゲタミンはカクテル薬で、塩酸クロルプロマジンの他にもフェノバルビタールなどの危険な成分を含む最強の薬であり、余程重篤な場合以外は飲んではいけない。僕はベゲタミンによりふらつきを生じ、階段から落ちて、危うく死ぬところだった。足の骨折で済んだのは、物凄く痛かったが、不幸中の幸いであった。
ストレス社会で、向精神薬(メジャー・トランキライザー)や抗不安剤(マイナー・トランキライザー)などの世話になる人も多いらしいが、薬を処方してもらう時には、副作用や習慣性について、医師に必ず確認する事(一般的に、メジャー・トランキライザーは強力で副作用もきついが、習慣性は無い。マイナー・トランキライザーは効きはマイルドで副作用も軽いが、若干の習慣性が有る。医師の指導を受けずに急に止めたりすると、悪夢を見るなど、ろくな事が無い)。それを知らずに医師の言うままに薬を飲んでいると、白内障は最悪としても、思わぬ副作用で思いがけないアクシデントに見舞われることになる。
薬は場合によっては絶大な効果も生むが、やみくもに飲んではいけない。詳しくは知らないが、医者は薬を多く処方すればする程、収入が増えるという噂が有り、精神科の医者は、節操なく薬を処方する。医者の言いなりでは、副作用で、とんでもないしっぺ返しを食らう。皆様、ご用心。