以前買って使っていた TASCAM US-122MKII は、コオロギの鳴き声のようなノイズが出たり、音切れなども頻発し、とても使い物にならず、他社製品に買い替えて、頭にきたので US-122MKII は、オークションにも出さず捨ててしまった。結局 TASCAM に舞い戻る羽目になったが、またコオロギの鳴き声は懲り懲りなので、ワンランク上(チャンネル数が増えただけだが、値段は大差なく、一抹の期待を持って)の US-144MKII を選んだ。今回買った US-144MKII は、最初こそ音が硬かったが、使ううちに音が良くなり、USB3.0 端子に接続する事により、音切れやノイズも皆無になった(思いがけない USB3.0 のトラブルには見舞われたが)。しかし、4in4out は僕にとってオーバースペックであり、デジタル入出力を使う事は、ます無いと思われるが、まあいいかという感じである。US-122MKII を使っていた頃のパソコンには、USB3.0 端子が無く、もし USB3.0 端子が有れば、どうなっていたかわからない。
しかし、メーカーは USB2.0 で動くと謳っており、USB2.0 でまともに動かない事は詐欺に等しく、設計の甘さを露呈している。ちなみに僕のパソコンは作ったばかりで CPU もマザーボードも最新最強である。USB3.0 で使う事は、メーカーとしても想定外の使い方であり、偶然正常動作したから良かったが、運悪く動かなかったら US-122MKII に続いて捨てる羽目になっていたかもしれない。とにかく、USB3.0 で使わない限り、酷いサウンドユニットであり、メーカーには真面目な設計を望みたい。